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よくある脳の病気と治療法

脳神経外科では、脳に関わるさまざまな病気を診療しています。
発症してしまった場合の治療はもちろん、発症しないための予防や、発症後のリハビリなで対応しておりますので、気になることがありましたら何でもご相談ください。

片頭痛

当院で一番多く聞かれるのが「片頭痛」で、20代から40代といった比較的若い患者様が多いのが特徴です。
主に頭の片側が痛くなる頭痛発作が、1カ月に数回から数カ月に1回の割合で起こり、数時間から数日間持続します。
治らない体質のようなものと考える方が多くいらっしゃいますが、片頭痛はきちんと治療をすれば症状の改善が期待できる病気です。
また、片頭痛と思っていたら大きな病気が隠れている場合もありますので、まずは当院までご相談ください。

自覚できる症状
  • 頭の片側(または両側)や目の奥が、ズキズキと痛み(または締め付けられるように痛む)
  • 頭痛のピーク時には吐き気を伴うことがある(または嘔吐する)
  • 歩くなどの動作や頭を動かすなどしたときに痛みがひどくなる
  • 光や音、匂いなどに敏感になる
原因

脳を包む硬膜の血管が膨張することで、血管周囲の神経から痛み物質が放出され、炎症が広がっていくことで頭痛が起こります。

治療法

頭痛発作が起こっている場合は、患者様お一人おひとりに合わせて症状を和らげるお薬を処方します。発作がない場合でも月2回程度の予防治療を続けることで、鎮痛剤の使用量を減らしていくことを目指します。
また通常は数時間から数日間に起こる発作が、それ以上続く場合は心理的な要因が絡んでいるケースもあります。このような場合は治療効果が出にくくなるため、心理検査を行い、必要があれば抗うつ剤を併用する場合があります。

脳梗塞

脳卒中と呼ばれる脳の病気の中でもポピュラーなのが「脳梗塞」です。
脳の血管が詰まったり、血液の巡りが悪くなることでさまざまな症状を引き起こし、場合によっては死につながる怖い病気です。
脳梗塞の前触れとして、脳梗塞の症状が一時的に起こる「一過性脳虚血発作」が見られることがあります。

自覚できる症状
  • 意識がはっきりしない
  • 手足がしびれる
  • 顔面がけいれんする、麻痺する
  • ろれつが回らない
  • ものが二重に見える、視野が狭くなる
  • ふらつく

など

原因

動脈硬化などで脳の血管が詰まったり、血流が悪くなった際に脳組織が壊死してしまうことで起こります。

治療法

主に投薬によって治療しますが、脳梗塞が起こった場所や状態によっては外科手術を行うこともあります。どちらにしても脳組織の壊死が広がらないように一刻も早く治療をすることが大切です。
また、脳梗塞を引き起こす動脈硬化は高血圧や糖尿病、高脂血症といった生活習慣病が原因となるので、日常生活で予防していくことが大切です。

脳出血

脳出血とは、脳内の血管が破れて出血した状態をいいます。
命に関わることが多いので、違和感を覚えたらすぐに受診することをおすすめします。
また脳出血は高血圧が原因で起こることが多いので、日頃から注意しておくことが大切です。

自覚できる症状
  • 意識がはっきりしない
  • 手足がしびれる
  • 顔面がけいれんする、麻痺する
  • ろれつが回らない
  • ものが二重に見える、視野が狭くなる

など

原因

脳内の血管が何らかの原因で破れることで出血します。
高血圧によって血管に負担がかかることで脳出血が起こるケースが多いといわれています。

治療法

脳出血の状態に応じて、投薬治療や外科手術を行います。
それと同時に、投薬治療を通じて脳出血の大きな原因となる血圧のコントロールも行います。
※外科手術が必要な場合は、大学病院など専門医院をご紹介します。

くも膜下出血の場合は……

脳出血の中でも「くも膜下出血」の場合は死亡率が高い病気となり、緊急の外科手術が必要となります。
今までに感じたことのない激しい頭痛が起きたり、意識を失うことがあれば、救急車を呼ぶなどして早急に外科手術が可能な病院への受診が必要となります。

認知症

認知症とは、後天的な脳の障害によって、もの忘れや徘徊、抑うつ状態などの症状が現れる病気です。
高齢社会を迎えた日本では、現在85歳以上のお年寄りの4人に一人が認知症といわれており、その数は急激に増えています。
認知症にはさまざまな種類があり、早期治療を行えば進行が抑えられたり改善できたりするものもありますので、早めに受診することが大切です。

自覚できる症状
  • 頻繁にもの忘れをする
  • 妄想が大きくなる、幻覚を見る
  • 徘徊する
  • 抑うつ状態になる
  • 不安や依存心が強くなる
  • 異常な食欲が出る

など

原因

さまざまある認知症の中でも、何らかの原因で脳の神経細胞が壊れていく「アルツハイマー型認知症」や、脳梗塞や脳の血流が極端に悪い場合に起こる「血管性認知症」は認知症の中でも多く見られます。

治療法

アルツハイマー型認知症の場合は、進行してしまうと治ることはほとんどありませんが、早めに投薬治療を行うことで改善がみられるケースもあります。血管性認知症の場合は投薬治療で治ったり、症状が改善しやすいといえます。
どちらにしても脳のリハビリが効果的なので、当院ではリハビリ科にて治療をおすすめしています。
また、どちらとも脳の委縮や血管の詰まりなどMRI検査を行えばある程度リスクを予測することができますので、症状がないうちから検査しておくのもよいでしょう。

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