10年ぶりに頭痛発作で受診した67歳の男性
10年前のMRI(左)、今回のMRI(右)
・片頭痛は脳血流に異常を引き起こす疾患です。
・今回の症例の様に明らかに脳血流障害の悪化を認めることがあります。
・十年の経過で脳の血流障害が進行する症例が存在します。
・片頭痛の患者さまは定期的にMRI検査を行い、脳の変化を観察することが重要です。
・MRIの画像で血流低下を認める症例は片頭痛の予防薬である塩酸ロメリジン(テラナス、ミグシス)の投与をお勧めします。
・この治療で血流障害の進行を抑えることが可能です。